生活習慣病を予防するための心がけ

現代において、医療機関や健康診断などの現場で生活習慣病への注意換気が行われるようになりました。昔までは「成人病」と呼ばれていましたが、その原因が年齢ではなく生活習慣によるものであるとわかってから、生活習慣病という名前に変更されました。生活習慣病は、偏った生活習慣が原因で発症します。若い時までは回復力や代謝が良いため、多少の不摂生や無理をしてもすぐ元通りになるものです。しかし、年齢を重ねれば、徐々に体の機能や代謝も低下していくため、不摂生がそのまま病気となって現れてきます。

ちなみに、生活習慣病を含むほとんどの疾患が、消化不良から起こるという説があります。本来、排出されなくてはならないものが体の中に蓄積されることで、これが毒素となりあらゆる箇所を蝕んでいるということがいわれています。生活習慣病と診断される前には、必ず体からのSOSが始まっています。「疲れが取れない」「具合が悪い」など、なんらかの違和感や不調を感じたなら、一度、生活の在り方を振り返りましょう。こうした小さな体のサインを見逃したまま、生活していると体の機能はだんだん働かなくなります。その結果、体の弱いところから病気になっていくものです。病気になるかならないかの差は、体が壊れる前に本人が気付けるかどうか、なのです。

とはいえ、継続的なストレス、偏った食生活、飲酒・喫煙などと完全に無縁で生きることは、難しいことではないでしょうか。人として生きる以上、ストレスは生じるものであり、その発散のために食を楽しんだり、お酒やタバコでひと息ついたりするのは、精神的なケアという意味で大切なものであったりします。実際、これらは一日だけで体を蝕むわけではありません。生活習慣病は時間をかけて積み重なって生じてくるものです。健康な体を維持したいのなら、定期的に体を労る週間を設けて、休みの日にはご褒美として好きなものを楽しむようにする、といったメリハリを作ることが重要なのです。